猫の留守番の仕方！外出前の準備と注意点

猫の飼い方
猫の飼い方 外出前の準備と注意点
愛猫は上手にお留守番できるでしょうか？

同居人が留守の間、猫はどう過ごす？寂しくないかな？ルームメイトの飼主さんの中には、ルームメイトの猫のことが気になる方も多いのではないでしょうか。毎日決まった時間留守にする同居人には慣れていますが、猫を長時間留守にする場合、どんなことに気をつければいいのでしょうか。今回は、猫を留守番させるときに注意すべき点をアドバイスします。
 
＜目次＞
猫を留守番させるときの注意点は？
半日、1日？猫を留守番させる時間は？
1日以上留守番させるときの注意点 食事やトイレはどうする？
季節による注意点
 


留守中、猫はどうしていますか？
同居人が留守の間、猫はどうしていますか？日中は日当たりの良い窓際で遊び、毛づくろいをし、昼寝をし、日が落ちると食事をし、水を飲み、トイレをし、またお気に入りの場所で眠る。日が沈むと食事をし、水を飲み、トイレに行き、またお気に入りの場所で眠る。猫の帰宅がいつもより遅くなると、まだ帰ってきていないことを確認するために何度か玄関に行くが、しばらくするとまた寝る。若くて遊び好きな猫は、1日に何度もキャットツリーを駆け上がったり駆け下りたり、おもちゃで転げまわったりしてパワーを発揮するが、高齢の猫は目が溶けるかと思うほど寝ている。
 

半日、1日、1日？猫を何日留守番させることができるだろうか？
仲の良い猫同士なら、1日か2日。
仲の良い猫同士なら留守番もできる。

一緒に暮らしている猫との生活リズムができていれば、半日から1日くらい留守にしても問題なく、寂しくありません。ただし、留守番が負担になる性格の猫もいます。仕事などで長期間留守にする場合は、最初から仲の良い猫を2匹飼っておくと、留守番の負担が軽くなります。

生後3カ月未満の子猫は、食事の回数が多く、事故に遭いやすいので、長時間の留守番はおすすめできません。生後5カ月以上になると、子猫の生活リズムも安定してきます。仕事などで長期間家を空ける場合は、ある程度大きくなった猫を飼うことをおすすめします。

毎日留守にすることに慣れている猫なら問題はありません。しかし、ずっと家にいた同居人が急に忙しくなって長期間留守にしたり、突然長期間家を空けたりすると、問題行動を起こす猫が増えます。粗相をしたり、今まで見向きもしなかったものに夢中になったり、よそよそしくなって甘えに来なくなったり。...... 同居人の行動も猫にとっては重要だ。同居人の行動は猫にとって慣れ親しんだ生活環境の一部であるため、猫はひとりにされると不安になり、他人に八つ当たりし、それが問題行動として現れることがある。問題行動は、猫が普段の生活リズムに戻ることで徐々に治まっていきますが、今後旅行などで留守にすることがあれば、同じ状況が繰り返される危険性があります。

そうならないためには、たとえ同居人が日常的に家で過ごす時間が長くても、同居人と猫との間に深い依存関係を作らないことが大切です。例えば、1日に何度か猫と離れる時間を持ち、お互いが自立できる関係を築くことをお勧めします。

ペットを1日以上留守にするときの注意点 フードの量とトイレは？
食べ物はどうする？

猫の数が少ない場合は、通常、1泊か2泊の留守番で大丈夫です。生後5カ月未満の子猫、持病がある、時間を決めて食事をする必要があるなどの制約がなければ、動物病院やペットホテルに預けるよりも、自宅に猫だけを残したほうが、環境が変わらない分ストレスが少ない。猫が3泊以上家を空ける場合は、知り合いに様子を見に来てもらうか、ペットシッターを頼むか、動物病院やペットホテルに預けることを検討しましょう。

猫を1泊か2泊で留守番させる場合は、次のことに注意してください。

部屋
猫が複数の部屋に出入りできる場合は、猫が1つの部屋に閉じ込められないように、ドアストッパーを設置しましょう。猫にとって危険な部屋や、入ってほしくない部屋のドアには鍵をかけましょう。猫はドアを簡単に開け閉めできます。

部屋は常にきれいに整頓し、猫が食べると危険な小物は引き出しにしまう。ひも状のものは飲み込むと危険なので注意しましょう。使っていない電源プラグは抜いて片づける。上から落ちてきそうなものは落下防止をする。ゴミは蓋つきのゴミ箱に片づける。特に生ゴミには注意しましょう。

食事
タイマー付きのペットフードケースを使い、決まった時間にふたを開ける。一晩留守にする場合は、ドライフードを多めに置いて出かける。

飲み水
水を切らさない。同じ場所に置いておくと、何かの拍子に両方の容器がこぼれて飲めなくなることがあります。複数の水容器を別々の場所に置いておきましょう。

トイレ
トイレはいつもより1つか2つ多めに用意しましょう。トイレが1つの部屋にあると、何かあったときに猫がその部屋に入ってトイレを使うことができません。トイレは別の部屋か別の場所に置く。

帰宅時
帰宅して手を洗ったら、まず猫を一人にします。少しすねて同居猫に近づかない猫もいますが、「ごめんね」「寂しかったよ」と伝えてください。少し興奮させたり、おいしいご飯を食べさせたり、トイレを掃除したりして、猫の機嫌をとります。後始末は自分でする。猫とのスキンシップを第一に考えましょう。
 

季節によって気をつけたいポイント
猫は快適な場所を見つける名人なので、家の中に自由に出入りできるスペースがあれば、自分で動き回って多少の寒さや暑さを解決してくれます。ただし、季節に関係なく風通しの良い部屋であること、いつでも飲める水があること、清潔なトイレがあることは最低条件です。

春と秋
日中は気温が上がっても、朝晩の気温差は大きい。暑くなったら涼める場所を、寒くなったら隠れる場所を用意しましょう。

夏
気密性の高い集合住宅では、西日が当たる部屋は非常に暑くなります。熱中症対策として、日差しの入る部屋はカーテンを閉め、高窓を開けて部屋の空気を循環させ、換気扇を回し、日中はエアコンをタイマーで28℃ドライ（除湿）モードに設定し、部屋がサウナにならないようにする。部屋をサウナにしないように注意しましょう。エアコンは部屋を冷やすために使うのではなく、室温が上がりすぎないようにするために使いましょう。

猫が何かで怪我をするかもしれないので、外出時は必ず扇風機を止めること。防犯上問題がなくても、網戸だけでは猫が脱走してしまう可能性があるため、おすすめできません。

冬
猫が寒いからと暖房をつけっぱなしにして、火事になったら大変です。火を使う暖房器具はつけず、ホットカーペットや湯たんぽなど、部分的に安全に暖をとれるものを使ってください。あまり寒くない家であれば、毛布に隠れる場所を作ってあげるだけでも猫を寒さから守ることができます。こたつがなくても、猫は自分の体温で暖をとることができる。段ボール箱に小さな丸い穴を開け、そこにフリースや毛布を入れれば、猫も暖まるし、狭いところが好きな猫のお気に入りになるだろう。



生き物を飼うからといって、大好きな旅行をあきらめたり、猫を家の中に一匹にしておくことを心配しすぎる必要はない。しかし、猫が頼れるのは同居人、つまり飼い主だけだ。